住宅ローン借り換え時の団信を徹底比較!おすすめの金融機関の紹介

住宅ローン 借り換え 団信

団信(団体信用生命保険)は住宅ローンの融資を受けるにあたって、借り入れの条件として必ず加入する保険です。マイホームを購入するときに、多くの金融機関で団信の加入が義務付けられています。

仮に住宅ローンの借り換えをした場合には、現在加入している団信から、新たに別の団信へ加入することとなります。その際、借り換え前の加入していた団真の保障内容は引き継がれないため、内容を見直す必要があるかもしれません。

住宅ローンの借り換えのタイミングであれば、保障が充実している団信に切り替えたいと誰もが考えるはずです。万が一の時に備えて、自分や家族に合ったよりよい条件の団信に加入しましょう。

本記事では、住宅ローン借り換え時におすすめの金融機関5社とそれぞれの団信の比較に加えて、住宅ローンを借り換えるときの注意点をご紹介します。

おすすめの金融機関5社と団信の比較

住宅ローン 借り換え 団信

金融機関によって用意している団信は異なります。また種類も多く、保険金額や特徴に細かい違いがあるため正確に選ぶことが非常に難しいです。

各金融機関が用意している団信の違いをきちんと比較することで、自分や家族が必要とする保障内容を明確できるため、先々の計画が立てやすくなります。

ここでは、おすすめの金融機関5社の団信をきちんと比較できるように整理して、ご紹介します。

 auじぶん銀行

auじぶん銀行は業界トップクラスの低金利と、手厚い保障内容の住宅ローンが用意されていることで知られる金融機関です。また、auじぶん銀行の住宅ローンは多くの方に選ばれているため、価格.com住宅ローンランキング第1位を獲得したことがあります。

auじぶん銀行が用意している団信は、次の通りです。

金利の上乗せなし「がん50%保障団信」

がんと診断された時点で、その後の住宅ローンの残高が2分の1(50%)になる魅力的な保障内容です。さらに年金利の上乗せがないことも、人気の理由として挙げられます。

年金利0.2%上乗せ「がん100%保障団信」

借入金利に年金利0.2%を上乗せすると、がんと診断された時点で住宅ローンが100%保障されるため残高が0円になります。自分に万が一のことがあった場合でも、家族に住宅ローンを残さないようにされるため、多くの方が、がん100%保障団信を選んでいます。

11疾病保障団信(全疾病保障)

がん・所定の高度障害・10種類の生活習慣病に対する団信です。10種類の生活習慣とは以下の通りです。

  • 糖尿病
  • 高血圧性疾患
  • 腎疾患
  • 肝疾患
  • 慢性膵炎
  • 脳血管疾患
  • 心疾患
  • 大動脈瘤および解離
  • 上皮内新生物
  • 皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん

10種類の生活習慣病は、180日以上の入院が継続した場合に適用され、返済は不要になります。ただし11疾病保障団信は、満50歳までの方のみ加入することが可能で、さらに年金利0.3%の上乗せが条件となっています。

auじぶん銀行はネットで契約ができ、仮審査は最短で即日回答、本審査は最短で2〜3日で回答するので、審査スピードが速いことも魅力の一つといえるでしょう。

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、パソコンやスマートフォンから団信の申し込みができます。5〜15分程度で契約から完結までできるので、余計な手間と時間がかかることがありません。また、借り換えを検討している方専用にシミュレーションも行えるので、参考金利を出すことが可能です。

住信SBIネット銀行が用意している団信は、次の通りです。

金利の上乗せなし「全疾病保障」

すべての病気、どんな怪我でも保障する全疾病保障に無料で加入することができます。また、年金利の上乗せがないため余計な負担がかかりません。

精神障がいを除く病気や怪我で働けなくなった場合、月々の住宅ローンの返済が0円になります。さらに、12ヶ月以上働けない状態が経過した場合は、住宅ローンの残高が0円になる保障内容です。

ガン診断給付金特約(女性限定)

女性は全疾病保障に加えて、がんと診断された場合に30万円の保険金が支給される「ガン診断給付金特約」が無料で付いています。保険金は金融機関が負担し、年金利の上乗せもないので、自分の負担資金が大きくなることはありません。

「保険金が支給される回数は最初の一回のみ」など条件が制限されているので、詳しい保障内容は必ず確認する必要があります。

住信SBIネット銀行は、保証料や繰上返済手数料なども無料となっているので、できるだけ資金負担を少なくしたい方におすすめのネット銀行といえるでしょう。

PayPay銀行

PayPay銀行の住宅ローンは業界最低水準の低金利で、団信のラインナップが充実しています。2021年4月5日にジャパンネット銀行からPayPay銀行に社名を変更しており、申し込みから契約の完結をオンラインで行うことが可能です。

PayPay銀行が用意している団信は、次の通りです。

金利の上乗せなし「一般団信・一般団信プラス」

医師の診断書、死亡・所定の高度障害状態により保険会社に余命6ヶ月以内と診断された場合、住宅ローンの残高が0円になります。

また、一般団信プラスは、がんと診断されると一般団信の保障内容に加えて100万円の給付金が支給されます。さらに、がん先進治療を受けた際の治療費も、通算1,000万円まで支給している手厚い保障内容となっています。

年金利0.3%上乗せ「ワイド団信」

ワイド団信は、健康上の理由で一般団信に加入できない方に向けた団信です。保障内容は一般団信と同一となっており、年金利0.3%を上乗せすることで加入できます。

ほかにも「がん50保障」「がん100保障」「11疾病保障」なども用意されているおすすめの金融機関です。また、借り換え完了までのサポートも行っているので、安心して契約ができるでしょう。

ソニー銀行

ソニー銀行の住宅ローンは、10年連続でオリコン顧客満足度調査でNo.1を獲得しています。ソニーと三井住友銀行が出資して誕生したソニー銀行は、アプリでさまざまな取引ができ、手数料が安いため、手間と諸費用を軽減できます。

ソニー銀行が用意している団信は、次の通りです。

上乗せ金利なし「がん団信50」

がん団信50は、がんと診断された時点で住宅ローン残高を2分の1(50%)を保障してくれる団信です。年金利を上乗せせずに利用できるため、費用を抑えたい方におすすめの保障内容となっています。

年金利0.1%上乗せ「がん団信100」

年金利0.1%の上乗せで、がんと診断された時点で住宅ローン残高が0円になり、100万円のがん診断給付金が保障されます。また、がん保障特約で保障されていない上皮内がん・皮膚がんと診断された場合でも、50万円の保険金が支給される内容となっています。

ソニー銀行は、ほかにも「3大疾病団信」「生活習慣病団信」などといった団信も用意されているので、がん保障以外の保障も複数付け加えたいと考えている方におすすめのネット銀行です。

イオン銀行

安定性と知名度に定評があるイオン銀行。自宅で申し込みから契約までできるため、店舗に来店する必要がなく手間をかけずに簡単に手続きができます。また、ローン契約をすることで、イオンでの買い物が5〜10%オフになるゴールドカードが付いてくる特典もイオン銀行の魅力の一つといえるでしょう。

イオン銀行が用意している団信は、次の通りです。

年金利0.3%上乗せ「8疾病保障」

イオン銀行の住宅ローンは、基本的に無料で団信が付いてきます。無料の団信に年金利0.3%を上乗せすることで、8疾病保障を付けることが可能です。8疾病保証は、がんと診断された時点で住宅ローン残高が0円になります。

ほかにも脳卒中・急性心筋梗塞で所定の状態が60日以上、5つの重度慢性疾患によって就業不能状態が12ヶ月以上続いた場合に、住宅ローンが0円になる保障内容となっています。

年金利0.1%上乗せ「ガン保障特約付住宅ローン」

ガン保障特約付住宅ローンは、借入金利に年金利0.1%上乗せするだけで付けることが可能な団信です。上記の8疾病保障は、8つの疾病が対象となっている団信ですが、ガン保障特約付住宅ローンは「がんのみ」が対象となっています。

ガン保障特約付住宅ローンも、がんと診断された場合に住宅ローン残高が0円になります。がん以外の疾病の心配がなければ、ガン保障特約付住宅ローンだけ付けるとよいでしょう。

イオン銀行は、週末も営業している店舗がイオン内にあるため、買い物がてら足を運んで無料相談ができます。最終的な契約はネット上で行えば費用を安くできるため、イオンユーザーは特典付きのイオン銀行の団信を利用するとよいでしょう。

住宅ローン借り換え時の注意点

住宅ローン 借り換え 団信

ここでは、住宅ローン借り換えの際の注意点についてご紹介します。

すでに契約している金融機関の住宅ローンから切り替えることで、金利を低くして総支払額の負担を軽減できるメリットなどがあります。しかし、借り換えをする過程で、さまざまな問題が生じる可能性があるため注意が必要です。

住宅ローンの借り換えを失敗しないためにも、これからご紹介する注意点を確認して、きちんと計画を立てるようにしましょう。

固定金利から変動金利への借り替え

固定金利から変動金利へ借り換える場合は、金利差に注意しましょう。変動金利は定期的に金利の見直しがあり、思っていた以上に支払総額が大きくなってしまう可能性があります。

金利の利率がある程度上がったとしても、借り換えの効果を得られるか確認してから、新しい住宅ローンに切り替えるようにしましょう。

借り換え時に諸経費や手数料が発生する

住宅ローンの借り換えをする際に、さまざまな諸経費や手数料が発生します。具体的な諸経費と手数料の金額は、住宅ローンを契約する金融機関や借入額、借入期間などによって異なりますが、相場は約30〜80万円程度かかるといわれており、借り換えをすることで費用が余計にかさむ可能性があります。

住宅ローンの借り換えは、複数の金融機関をしっかり比較して契約を完結することが非常に大切です。保障内容と一緒に、諸経費と手数料の金額も必ず調べるようにしましょう。

借り換えの審査に落ちる可能性がある

住宅ローンの借り換えも必ず審査があります。しかし、必ずしも審査が通るとは限りません。

借り換え時に審査が落ちる理由は、以下が挙げられます。

  • 建物の担保価値の低下
  • 加齢により健康状態が悪化したと判断される

建物は時間が経てば経つほど価値が下がるため、担保評価額も下がります。建物の不動産価値が、住宅ローンの残高よりも価値が高ければ借り換えの審査に通ります。

また、加齢によって健康状態が悪化して、入院や継続的な通院を繰り返していると判断されると審査に通りにくくなることがあります。現在の健康状態がわかる診断書を発行してもらい、提出できるようにしておくとよいでしょう。

まとめ

本記事では、住宅ローン借り換え時におすすめの金融機関5社と用意されている団信の比較に加えて、住宅ローンを借り換えるときの注意点をご紹介しましたが、いかがでしたか?

金融機関によって用意している団信は異なるため、時間をかけて比較することが大切です。自分や家族の負担をできるだけ軽減できるように、住宅ローンの借り換え時に、どのくらいメリットがあるのかシミュレーションを必ず行うようにしましょう。

金融機関のサイトには住宅ローン借り換え時のために、無料のシミュレーションツールが用意されています。月々の返済額やローン残高を入力するだけで、簡単に必要な諸費用の目安を出すことができるので、シミュレーションツールを活用して理想の金融機関を見つけましょう。

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