リースバックと譲渡担保とは?おすすめのリースバックを詳しく紹介

リースバック 譲渡担保

みなさんは、『リースバック』と『譲渡担保』というワードを聞いたことはありますか?どちらも不動産で扱う用語で、リースバックに関してはここ数年で人気の出てきているサービスで、聞いたことがあるという方もいるかと思います。

しかし、譲渡担保に関しては今回初めて聞くという方もいらっしゃるのではないでしょうか。どちらも意味は似ているのですが、微妙に違うところもあり、不動産の専門家の方でもよく間違えてしまうと言われている両者ですが、それぞれは一体どのような意味、仕組みなのでしょうか。

そこで今回は、リースバック、譲渡担保の意味や、最近人気の出てきているサービスであるリースバックの詳しい情報についてご紹介していきます。リースバックや譲渡担保についてあまりよく知らないという方や、これからリースバックの利用を検討しているという方はぜひチェックしてみて下さい。

リースバックとは?

リースバック 譲渡担保

まずはじめに、リースバックについてご紹介していきます。

リースバックを一言で表すと、『今住んでいる家を売却してお金を得られ、その後も賃貸として同じ家に住み続けられる』という制度です。

ここ数年で流行し始めた不動産のサービスの一種で、不動産の売買契約と、賃貸借契約が一緒になったサービスのことを言います。

個人が所有している持ち家を新たなオーナーへ売却し、売り手はまとまった現金を得ることができ、しかもその家にその後も住み続けることが可能で、新たなオーナーもその後家賃収入を得られるというサービスで、双方にメリットがあるとても良いサービスです。

リースバックでは、家を売却し所有者が買い手に渡るため、借り主としてその後も住み続けるのですが、リース期間が終了したからと言って所有権が返還されるわけではありません。

しかし、再度お金を支払って『買い戻し』をすることはもちろん可能です。

譲渡担保とは?

リースバック 譲渡担保

それでは次に、譲渡担保についてご紹介していきます。

譲渡担保とは、債権の担保のために、債務者(売り手)の持っている財産の所有権を、債務者から債権者(買い手)に譲渡し、決められた期間までに債務の完済をするのと同時に、債務者が債権者からその担保の所有権を取り戻すという権利のことを言います。

それを家の売買に置き換えると、家を売りたい人が、家の所有権を家の買い手に一定期間譲渡し、決められた期間までに住宅ローンを支払えば家の所有権が売り手に戻ってくるというもので、上記でご紹介したリースバックとは少し内容の違った制度となります。

リースバックと譲渡担保の違い

リースバック 譲渡担保

上記でリースバックと譲渡担保の両者についてご紹介していきましたが、次に両者には具体的にどのような違いがあるのかについてご紹介していきます。

リースバックサービスを利用すると、リース期間が終了した後は契約を更新するのか、それとも買い戻しをするのかの選択を行い、飽くまで家の所有者は家の買い手である新しいオーナには変わりありません。

しかし、譲渡担保では債務の完済をするのと同時に所有権が返還されるため、その点で両者に違いがあります。

リースバックと聞くと、家の他にも実は自動車のリースバックというものがあります。

自動車のリースバックの場合は、家のリースバックとは少し違い、どちらかというと譲渡担保に近い契約内容となっています。

所有している車をリース会社に売却し、その後リース契約をしてその車に乗り続けるのですが、リース期間が終了すると車の所有権は利用者に戻ってきます。そこで売却するのか、さらにリース契約を結ぶのかという話になってくるのです。

つまり、家のリースバックと譲渡担保の違いはリース期間が終了した後の家の所有権の行き先ということになります。

リースバックを利用して、リース期間が終われば所有権が戻ってくると勘違いしている方は注意しておきましょう。

リースバックがおすすめな理由

リースバック 譲渡担保

次にご紹介していくのは、リースバックがおすすめな理由についてです。

今回は、家の所有者、つまりリースバックを利用したい方向けの目線でおすすめの理由をご紹介していきます。

これからリースバックの利用を検討している方はぜひチェックしてみて下さい。

早期にまとまったお金が手に入る

みなさんにリースバックをおすすめしたい理由として、1番最初に挙げられるのが早期にまとまったお金を手に入れることができるから、という点が挙げられます。

「借金を返済したい」「子供や孫に現金を残しておいてあげたい」「使いみちはないけど、手元にお金を置いておきたい」など理由はさまざまですが、一度にまとまったお金が手に入ることによるメリットはとても大きいです。

上記の理由以外にも、一度にまとまったお金がほしいと思っている方にはリースバックがおすすめです。

今の家に住み続けることが可能

「お金が必要だけど、今の家を気に入っているし売るのはちょっと厳しい」と考えている方には、リースバックがおすすめです!

リースバックを利用すれば、お金はもちろん手に入れることができますし、今住んでいる家にその後も住み続けることが可能です。

家族の仕事や学校の都合で引っ越しをしたくないという方でも不自由なく利用ができるリースバックを、ぜひ利用してみて下さい。

ご近所さんに家の売却を知られずに利用ができる

リースバックを利用するメリットとして、今住んでいる家に住み続けられるとご紹介しましたが、つまり住所は変わらず、建物の外観も変わらないケースがほとんどのため、近所に住んでいる方たちには何も知られません。

家を売却したということを知られると「あの人の家はお金に困っているのかしら」などと思われてしまう可能性もあるため、売却を知られたくないという方は意外と多くいらっしゃいます。

今の家、地域に住み続けたいけど、家も売却してお金が欲しいという方にはリースバックがおすすめです!

税金対策にもなる

リースバックを利用すると、一度にまとまったお金を得られるだけではなく、結果として税金対策になるということをご存知でしたか?

家を所有している場合、さまざまな維持費や固定資産税など、諸経費が毎月または毎年かかります。

しかし、リースバックを利用し、家を売却し借り主になると、今まで払っていた諸経費を支払う必要はありません。

リース料を支払うだけで今までと変わらぬ生活が送れるため、とてもおすすめです!

いざとなったら買い戻しも可能

リースバックを利用すると、家を売却し新たなオーナーの元で、借り主として入居することとなりますが、いざというときには買い戻しをすることも可能です。

「同じ家に住んで入るけど、借りているという感覚がどうしても居心地が悪い」「お金が欲しくて家を売ったけど、今は少し余裕も出てきたし、再度購入したい」と考える方は少なくありません。

いざとなったら買い戻しもできるということを知っていれば、リースバックを利用しようか迷っている方は少し安心できるのではないでしょうか。

リースバック利用時の注意点

リースバックがおすすめな理由についてご紹介してきましたが、次にご紹介するのはリースバク利用時の注意点についてです。

上記の通り、これだけ多くのメリットがあるリースバックですが、実は注意点が何点か存在します。

しかし、利用前にしっかりと理解しておけば何ら問題はありませんので、もしリースバックの利用を考えているという方はこれを機に必ず確認しておきましょう。

家の売却額は市場価格よりも落ちる

まずはじめにお伝えしておきたいのは、リース会社に家を売却する際の売却額は、一般的な不動産会社に売却するときよりも価格は落ちるという点です。

相場としては市場価格の70%程度の価格で売却することになるため、気になる方は事前に調べておくと良いでしょう。

市場価格を参考に売却額を調べている方は、注意しておきましょう。

リース期間は決まっている

リースバックを利用する際は、リース期間が決まっているということを頭に入れておきましょう。

もちろん、リース契約が終わった際に契約を更新できる場合もありますが、オーナーが売却してしまったり、オーナーが変わってしまうと状況が変わる可能性も考えられます。

永久的にリースできると考えている方は注意しておきましょう。

家の所有権は戻ってこない

リースバックを利用し、リース料を毎月支払っていても家の所有権が戻ってくることはないため注意が必要です。

この点は譲渡担保と違う点で、譲渡担保に関しては支払いを済ませ、期間が経てば自動的に所有権は返還されます。

しかし、リースバックの場合は再度購入し『買い戻し』をする必要があるため覚えておきましょう。

リース料は割高になる

リースバックを利用した際のリース料は、通常の賃貸契約に比べて割高になってしまうということを覚えておきましょう。

これは、リース会社(不動産会社)が利回りを重視するため仕方のない部分です。

家の買取金額の10%前後の金額を1年で割った金額がおよそ1ヶ月のリース料となるので、気になる方はチェックしてみてください。

買い戻し額は高くなる

当たり前ですが、リースバックを利用した後に再度家を買い戻しする場合は、売却額よりも高くなってしまうため注意が必要です。

買い戻しができるという点は確かにメリットとして考えられますが「どうせ買い戻しもできるからとりあえず売ろう!」という生半可な考えで利用するのは注意が必要です。

まとめ

リースバック、譲渡担保の意味や、最近人気の出てきているサービスであるリースバックの詳しい情報についてご紹介してきましたが、参考になりましたか?

似ている点も多いリースバックと譲渡担保ですが、所有権が返還されないという点で違いがあります。

とても便利なリースバックですが、自動的に所有権が戻ってくると考えている方は注意して利用していきましょう。

これからリースバックの利用を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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