リースバックを利用できる大手不動産会社5社を紹介

近年、注目を集めるリースバック。不動産を売却するにあたって、リースバックの利用者数が年々増加しています。

現在、社会の問題と新型コロナウイルスの影響で、今後もリースバックの需要は増加が予想されており、それに伴い不動産リースバック会社も次々と誕生しています。

いざリースバックを利用しようと考えていても不動産リースバック会社の数が多く、どこに依頼をすればいいのか迷いますよね。できれば自分に合った良い条件で取引をしたいと、誰もが考えるはずです。

本記事では、おすすめの大手不動産リースバック会社5社のご紹介と、リースバックのメリットと注意すべきポイントについてご説明します。

おすすめの不動産リースバック会社を比較して、満足のいく取引ができるように、ぜひ参考にしてください。

おすすめの大手不動産リースバック会社5社

リースバックが登場してからまだ数年しか経っていませんが、新たなサービスとして導入している不動産リースバック会社が徐々に増加しています。

自分にピッタリの不動産リースバック会社を選び、良い新生活がスタートできるようにしましょう。

ここでは、不動産会社を選ぶポイントと、リースバックを行っている大手不動産会社5社をご紹介します。

不動産リースバック会社を選ぶポイント

不動産リースバック会社を選ぶポイントは、以下の通りです。

• 買取額が高い
• 期待利回りが低い
• 初期費用が安い
• 負担する総額が全体を通して安い

買取価格が高く、期待利回りが低い設定になっていると手元に残る現金がより多くなります。ここで注目するポイントは、リースバックの手続きで発生する初期費用です。

初期費用は仲介手数料や敷金、保証料などが含まれます。不動産会社が買主であれば仲介手数料は発生することはありませんが、事務手数料という名目で費用がかかる場合があり、思いのほか契約時の初期費用に苦しむ可能性があるため早いうちに確認すると良いでしょう。

大手不動産リースバック会社の紹介

ここから、リースバックを検討している方におすすめの大手不動産リースバック会社をご紹介します。

株式会社セゾンファンデックス

出典元：https://www.fundex.co.jp/kojin/product/leaseback/

株式会社セゾンファンデックスは、金融サービスを中心に事業を拡大している不動産会社です。株式会社セゾンファンデックスでは、「セゾンファンデックス」というサービスが用意されています。

設立当初の株式会社セゾンファンデックスは個人、法人、事業者に向けた融資事業を中心に行っていましたが、現在では不動産ソリューション事業や不動産金融事業、信用保証事業も取り扱っています。

セゾンファンデックスの大きな特徴は、以下のようなものがあります。

• 全国対応
• 最短即日査定
• 複数の諸費用が無料
• 収入や年齢制限なし
• ホームセキュリティなどのサービスが利用可能

高齢者の方やお子様がいるご家庭では「安全・安心」を確保したいはずです。セゾンファンデックスが準備しているサービスの中でも、ホームセキュリティが利用できることは大きな強みといえます。

ホームセキュリティはセコムに通報できる救急通報ボタン「マイドクター」や異常を知らせる「安否見守り」、防犯センサー、火災センサーなど緊急時の対応がとても充実しています。

安心した暮らしを確保したい方は、セゾンファンデックスを候補として検討して良いでしょう。

セゾンファンデックスの会社情報

SBIスマイル株式会社

出典元：https://www.sbismile.co.jp/lp.html

SBIスマイル株式会社は、SBI証券や住信SBIネット銀行、SBI損保などの金融サービス事業を行っているSBIホールディングスのグループ企業です。SBIスマイル株式会社では、「ずっと住まいる」というリースバックのサービスが用意されています。

SBIスマイル／ずっと住まいるの大きな特徴は、以下のようなものがあります。

• 敷金、礼金、更新料が無料
• 最短即日仮査定
• 賃料設定が低額
• 全国の政令指定都市や首都圏に対応
• 引っ越しお祝い金制度
• 専門の検査機関による無料診断

初期費用を抑えたい方にとって、気になるポイントとなる敷金と礼金。不動産リースバック会社によって数ヶ月分の敷金と礼金を初期費用として用意しなければなりませんが、ずっと住まいるは無料で契約ができるサービスとなっています。

さらに、更新料も無料なので、先々の余計な費用負担を考えずにリースバックを利用できることがずっと住まいるの特徴です。

政令指定都市や首都圏と地域が限定されているため、場所によってはずっと住まいるを利用することができませんが、SBIスマイル株式会社は費用削減を優先的に考えている方におすすめの不動産リースバック会社です。

ずっと住まいるの会社情報

一建設株式会社

出典元：https://leaseback.hajime-kensetsu.co.jp

一建設株式会社は、分譲住宅販売戸数日本一などの実績がある飯田グループホールディングスのグループ企業です。一建設株式会社では「リースバックプラス」というサービスが用意されています。

リースバックプラスの特徴は、以下のようなものがあります。

• 敷金、礼金、更新料が無料
• 仲介手数料が無料
• ホームセキュリティなどのサービスが利用可能
• 不動産の買い戻しの負担額が軽減

リースバックは、売却した不動産を再度買い戻すことができるサービスです。一時的に大きな資金を調達するためにリースバックを利用し、再度同じ不動産を買い戻すことを考えている方は多くいらっしゃいます。

そのためリースバックプラスでは、売却した不動産を後々買い戻す方のために定期プランが準備されています。定期プランは資金の一部を預け入れることで、2年目以降の賃料を最大50％減額できるプランとなっており、預け入れた資金はいつでも引き出すことが可能です。

売却後に不動産を買い戻すことを考えている方は、一建設株式会社に将来の理想のプランを伝えてみると良いでしょう。

リースバックプラスの会社情報

株式会社インテリックス

出典元：https://www.intellex.co.jp/leaseback/

株式会社インテリックスは、中古マンションの再生流通事業の先駆けとして不動産業界を支えてきたリノベーション会社です。株式会社インテリックスには、「あんばい」というリノベーションで培った住宅のノウハウを活かして作られたサービスが用意されています。

あんばいの大きな特徴は、以下のようなものがあります。

• マンション、戸建、土地、ビル、店舗など複数の不動産も対象
• 賃料設定が周辺地域の相場から算出されている
• 全国対応
• 査定額の提示までが早い
• 定期借家契約の延長が可能

基本的な賃料の出し方は、売却する不動産の買取価格をベースに算出されますが、あんばいは不動産の周辺地域の賃料相場をベースに計算しています。そのため、賃料がほかの不動産リースバック会社よりも安く設定される可能性が高いことが特徴です。

アパートやマンションと同じように賃料を毎月支払うことで、売却後でも不動産を引き続き使用できます。できるだけ安い賃料設定であれば、毎月かかる負担も軽くなるため長期間にわたって不動産を使用できるでしょう。

賃料を安く抑えたい方や長期間同じ不動産を使用したい方は、株式会社インテリックスのあんばいを利用することをおすすめします。

あんばいの会社情報

株式会社センチュリー21・ジャパン

出典元：https://www.century21-leaseback.jp

株式会社センチュリー21・ジャパンは、不動産売買のフランチャイズ事業を展開する不動産会社です。株式会社センチュリー21・ジャパンでは、「売っても住めるんだワン!!」というサービスが用意されています。

売っても住めるんだワン!!の大きな特徴は、以下のようなものがあります。

• 安い賃料設定
• 高い買取額設定
• 取り扱い不動産の制限がない

不動産の制限がないため、自宅、店舗、土地などを売却することが可能です。事業の資金調達が必要な方でも、売っても住めるんだワン!!を利用して、移転せずに経営を継続させることができます。

株式会社センチュリー21・ジャパンの最大の魅力は、業界最大手であることから信頼がとても高く、安心して取引ができることです。リースバック自体が何度も依頼する取引ではないため、慎重に不動産リースバック会社を選ばなければなりません。

不動産リースバック会社選びに困った時は、業界最大手という強みを基準に選んでみても良いでしょう。

売っても住めるんだワン!!の会社情報

リースバックについて

リースバックを利用する前に、メリットと注意すべきポイントについて詳しく知っておくことが大切です。事前にリースバックの内容を知っておくことで、自分の希望条件が伝えやすくなり、スムーズな取引ができるようになります。

リースバックの仕組みを含めた基礎知識をしっかりと把握し、良い取引ができるように準備しておきましょう。

リースバックのメリット

ここでは、リースバックの数々のメリットをご紹介します。数々のメリットも知ったうえでリースバックを利用することが重要です。

リースバックには、以下のメリットがあります。

• 売却後も同じ不動産を使用できる
• 不動産の維持費、固定資産税、保険など所有コストがなくなる
• 手間と時間がかからない
• 現金化まで時間がかからない
• 借金せずに資金調達ができる
• ローン返済の打開策になる
• 売却後でも同じ不動産を買い戻すことが可能

リースバックを利用することで、多額の資金が調達できるため老後の生活費や子どもの教育費に回すことができます。また、事業ための資金として使うこともできるので、お金の面で困ったときはリースバックを利用すると良いでしょう。

リースバックの注意すべきポイント

リースバックを利用するにあたって、いくつか注意すべきポイントがあります。資金調達の手段としてリースバックは注目されているサービスではありますが、きちんと注意すべきポイントを理解して、できるだけリスクの少ない良い取引ができなければなりません。

リースバックの注意すべきポイントは、以下の通りです。

• 不動産の所有権がなくなる
• 売却価格が一般相場よりも安くなる可能性がある
• 賃料が高くなる可能性がある
• 売却金額が不動産担保ローンを下回る場合は利用できない

リースバックは不動産を売却したうえで賃料を支払い、引き続き利用できる仕組みになっています。そのため、所有している不動産の所有権は当然なくなります。また、不動産の売却価格や賃料が一般相場よりも異なる可能性があるため注意が必要です。

大切なことは、複数の不動産リースバック会社に同時に依頼し、提示された条件を比較することです。売却後に後悔しないためにも、不動産リースバック会社を一つに絞り契約を締結することは避けましょう。

まとめ

本記事では、おすすめの大手不動産リースバック会社5社と、リースバックのメリットと注意すべきポイントをご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか？

ご紹介した大手不動産リースバック会社は、とても信頼のあるサービスを提供している会社ばかりです。快適で安心した暮らしを送るためにも、複数の大手不動産リースバック会社に依頼して、自分に合う条件があるか比較してみましょう。

また何らかの理由で、不動産を売却しないといけない時が来るかもしれません。リスクやトラブルを避けるためにも、事前にリースバックの内容をきちん把握することで、スムーズな取引ができます。選択肢の一つとして、リースバックをいつでも利用できるように準備しておくと良いでしょう。