リースバックってお得?安い?売却時の価格、家賃について解説
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みなさんは、リースバックという言葉を聞いたことはありますか?
リースバックは、不動産において物件の売買契約と賃貸契約が一緒になった契約方法のことをいい、家の売却後も同じ家に住み続けることが可能で、早期にまとまった現金が受け取れるという素敵なサービスです。
そのほかにも、リースバックにはたくさんのメリットが存在するのですが、実はいくつかの注意点やデメリットも隠されています。
また、以前から存在していたサービスなのにも関わらず、あまり有名ではありませんでした。ここ数年でスポットライトが当たり始めたリースバックは、いったいどのようなサービスなのでしょうか?
マイホームの売却を検討しているという場合、普通に売却するのと、リースバックを利用するのとではどちらがお得になるのでしょうか。
そこで今回は、マイホームの売却を検討しているという方向けに、リースバック契約時のマイホームの売却についてや、契約後の家賃などについて詳しくご紹介していきます。
リースバックについて気になっているという方は、ぜひチェックしてみてください。
リースバックの基礎知識
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リースバック契約を結んだ場合のマイホームの売却価格やその後の家賃をご紹介する前に、そもそもリースバック契約とはなにかについてご紹介してきます。
マイホームの売却を検討している方の中には、リースバックという言葉をあまり聞いたことがないという方もいらっしゃると思いますので、これを機に基礎知識を身につけましょう。
リースバックって何?
まずはリースバックとは何かについてご紹介していきます。
リースバックという単語は、主に不動産業界、特にマイホームの売却などに使われる単語で、時には不動産投資などの話でも使われます。
また、別の業界では自動車を購入する際にも、リースバックという単語がよく使われます。
今回の記事のように、不動産業界におけるマイホームの売却時などに使われるリースバックは、物件の売買契約と賃貸契約が一緒になっている契約方法のことをいいます。
つまり、住んでいる家を売却して現金を受け取るも、その後賃貸契約を結んでその家に住み続けるということになります。
リースバックの流れ
リースバックがどのような契約なのかについてわかったところで、次にご紹介するのはリースバックの流れについてです。
実際にリースバックを利用するとなった場合、どのような流れで取引が進んでいくのかを、6つのステップに分けてご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
- 物件の売却の意思を固めたら、売却先を探しましょう。個人でも可能ですが、ほとんどのケースが不動産会社へ売却する方法が採用されます。
- 不動産会社などと細かい話を行い、マイホームを売却します。家の状態などを審査し、リースバック契約を結べるのかどうか、売却額はいくらか、家賃はいくらか、などを話し合います。
- 契約を結び、マイホームの売却をすると、すぐに売却して発生したお金が利用者の手元に届きます。
- 売却したと同時に、今度は賃貸契約を結びます。
- この時点でマイホームは不動産会社の所有物となり、利用者は毎月の賃料を支払いながら同じ家に住み続けることが可能です。
- あらかじめ決められていた契約期間が終了すると、再契約を行うか、買い戻しをするか、契約を終了するかの選択を行います。
上記が基本的なリースバックの流れになります。
売却後すぐに現金を受け取ることができ、そのまま家に住み続けられるというのがリースバックの特徴になります。
リースバック契約の際の物件の売却額
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次にご紹介するのは、リースバック契約を結んだ際の物件の売却額についてです。
リースバックを利用したことがない方や、不動産に関してあまり知識がないという方は、『普通の売却とリースバック、どっちがお得なの?』と思ってしまいますよね。
一般的には普通に売却した方が高値がつくと言われていますが、実際のところはどのようになっているのでしょうか?
普通に売却するのか、リースバック契約をするのか迷っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
値段だけならリースバックの方が安い
結論から先に申し上げると、値段だけをみるとリースバックの方が売却額は安く、普通に売却した方が高い値段がつきます。
具体的には不動産会社や地域によって差がありますが、大体普通に売却するよりもリースバックの方が30%前後安い値段になってしまうと言われております。
これは、1,000万円の物件であれば700万円前後、1億円の規模になると3,000万円前後の価格の差が出てしまうという計算になります。
愛着のあるマイホームに住み続けられる、早期に現金化ができるというメリットがあるものの、実際に金額を比べてみると大きな差が生まれてしまいます。
単純に「高値で売りたい」とだけ考えている方には、リースバックは向いていないと言えるでしょう。
買取金額をあげるには?
上記では、リースバック契約の際のマイホーム買取金額は、普通に埋却した時の方が高く査定額がつくということをご紹介していきましたが「リースバック契約を結びたいけど買取金額も上げたい!」というときはどのようなことに注意したら良いのでしょうか。
次にご紹介するのは、リースバック契約を結んだ際に少しでも買取金額を上げる方法です。
リースバック契約にてマイホームの売却を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
見積もりを出してもらう
買取金額を上げる最も効果的な方法は、見積書を出してもらうことです。
いくら安い査定額を提示してきたとはいえ、不動産会社も物件に価値があるということでお金を出して購入したいと思っているのです。
そのため、多少の金額であれば値下げ交渉に応じてくれる可能性があります。
そのような場合は、競合他社の見積書をできるだけもらい、それを提示してみましょう。
そうすれば、その競合他社が出した見積書の金額と同等か、それ以上に高い買取金額を提示してくれる可能性は十分にあります。
少しでも買取金額を上げたいと考えている方は、ぜひ見積書をもらってみてください。
ストレートに伝える
見積もりを出してもらうことのほかにマイホームの買取金額を上げる方法は、『買取金額を上げてほしい』という気持ちをストレートに伝えることです。
いくら公平な取引とはいえ、相手は不動産のプロです。
マイホームの所有者が不動産関係の仕事にでも就いていない限りは、知識や経験で相手を上回ることはできません。
そのため、多少は足元をみられ、低めの査定額を提示されるということは少なくありません。
ですので、「もう少し査定額を上げてくれませんか?」「少しでも高く買取してほしいです」と、正直な気持ちをストレートに伝えてみましょう。
リースバック契約後の家賃
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上記では、リースバック契約の際のマイホームの売却額についてご紹介していきましたが、次にご紹介するのはリースバック契約後の家賃についてです。
もちろん、大きなまとまったお金が受け取れる売却額も大事ですが、その後住み続けるに当たって、毎月支払わなくてはならない家賃もとても重要です。
みなさん、できれば毎月1円でも安く済ませたいですよね?
以下では、リースバック契約時の家賃の相場や決め方、安く済ませる方法などについてご紹介していきます。
普通の賃貸の方が家賃は安い
実は、リースバック契約を結んだ際に支払う家賃は、普通に賃貸で家や部屋を借りた際に比べて割高となっています。
同じ地域の市場価格と比べると、平均として10%前後割高となるのがリースバックの特徴です。
たかが10%と言っても、売却額とは違って毎月発生し支払わなくてはいけないのが家賃ですので、家賃が割高だからといってリースバックを断念する方も中にはいらっしゃいます。
しかし、そこの金額面をクリアすれば、愛着のあるマイホームに、住所変更等の手続きがなしでそのまま住み続けられるというメリットが待っているのです。
リースバック契約の家賃はどうやって決めている?
通常の賃貸物件に比べて割高となっているリースバック契約時の家賃ですが、どのように金額が決められているのか知っていますか?
もちろん、その土地、周辺地域の市場価値を元に買取金額や家賃を決めるのですが、リースバック契約の場合、ほとんどが『利回り』を考慮して金額が決められているのです。
利回りとは不動産会社が得る利益のことで、買取金額を回収しつつ、家賃収入のみでしっかりと利益を得られる仕組みとなっています。
つまり、マイホームの売却金額と家賃は比例しており、売却額が高ければその分家賃も高くなり、売却金額が低ければその分家賃も低くなります。
家賃を安く済ませる方法
リースバック契約時の家賃の相場や決め方についてご紹介しましたが、次にご紹介していくのは家賃を『安く』済ませる方法です。
これからリースバックを利用しようか考えている方は、当たり前ですが家賃を安く済ませたいと考えていますよね。
近々リースバック契約を結ぶ予定のある方は、ぜひチェックしてみてください。
買取金額を安く済ませる
上記でご紹介したリースバックの家賃の決め方に習うと、そもそもの買取金額を安く済ませれば、毎月支払う家賃は低く設定されるということがわかりますよね。
リースバックを利用する方の特徴として、『まとまった現金がほしい』という思いを持った方がたくさんいらっしゃいます。
そのため、みなさん1円でも高く売りたいと考えるのですが、中には家賃をできるだけ低く済ませたいと考えている方もいらっしゃいます。
将来を考えて家賃を安く済ませたいと考えている方は、買取金額を決める時点で不動産会社と相談してみることをおすすめします。
余計なサービスは省く
リースバック契約を結んだ際の家賃には、事務手数料や仲介手数料、その他サービス料など単純な物件の賃料以外の経費が含まれているケースがあります。
あまり利用のしないサービスや、よくわからない料金が含まれている場合は省いてしまった方が、毎月支払う家賃を安く済ませることが可能です。
いくつかの不動産会社の見積もりを取り、比較して決めることをおすすめします。
まとめ
リースバック契約時のマイホームの売却についてや、契約後の家賃などについて詳しくご紹介しましたが、参考になりましたか?
リースバックを利用したいと考える方の中でも、売却額を高くしたいと思っている方や、毎月の家賃を少しでも安く済ませたい方など、目的やニーズによってこだわりたいポイントが変わります。
業者によっても金額やサービスが異なるので、利用の際は複数の業者の見積もりをとって、慎重に比較することをおすすめします。
リースバックの利用を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。