リースバックは金融機関でも利用可能?利用方法や流れについて解説

リースバック 金融機関

みなさんは、リースバックというとても便利なサービス、契約をご存じですか?

家を売却し、そのまま賃貸契約を結んで同じ家に住み続けられるという特徴のあるリースバックですが、実は他にもたくさんのメリットが存在します。

多くのメリットがあるリースバックですが、残念ながらあまり世の中の方に知られていないという現状があります。

近年、テレビなどでもリースバックについてのコマーシャルが流れたり、雑誌でリースバックについての特集が掲載されていたりと、注目度は上がりつつありますが、まだまだ世間の知名度は低いです。

そのため、しばしば他のサービスや制度と間違われてしまい、中でもリバースモーゲージとリースバックは言葉が似ていることから、混同されてしまいがちです。

特に「リースバックは金融機関で利用できるの?」という疑問を持った方がたくさんいらっしゃる印象を受けます。

そこで今回はリースバックの利用を検討している方向けに、リースバックは金融機関でも利用可能なのかどうか、そもそもリースバック、リバースモーゲージとは何なのか、リースバック契約に向いている人の条件などについてご紹介していきます。

リースバックの利用を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

リースバックは金融機関でも利用可能?

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まずはじめに、この記事の最大のポイントでもある、『リースバックは金融機関でも利用可能なのか?』についてご紹介していきます。

結論から申し上げると、リースバックは金融機関では利用できません。

なぜなら、リースバックは金融サービスではなく、不動産における売買契約と賃貸契約を同時に結ぶもの、取引となるため、銀行などの金融機関では利用ができません。

基本的に、リースバック契約は不動産会社にて利用することが可能です。

では、なぜリースバックは金融機関でも利用可能と間違われてしまうのでしょうか?

その答えはリースバックに類似したサービスにあります。

金融機関では『リバースモーゲージ』という不動産担保ローンのようなものが存在しており、言葉のイントネーションや、サービスの内容が非常に似ていることからしばしばリースバックとよく間違われます。

そのため、『リースバックは金融機関でも利用ができる』と誤認されてしまうのです。

次の項目では、リースバックとリバースモーゲージ、両者の特徴や仕組みについて詳しく解説していきます。

リバースモーゲージとは?

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次にご紹介するのは、リバースモーゲージとは何かについてです。

先ほどご紹介したように、リースバックと誤認されてしまいがちなリバースモーゲージですが、いったいどのようなサービスなのでしょうか。

意味や仕組みについてご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

リバースモーゲージの意味

まずは、リバースモーゲージの意味について理解を深めていきましょう。

リバースモーゲージは、リースバック同様に不動産業界で登場するサービスなのですが、内容はリースバックと異なります。

リバースモーゲージとは、一言で表すと『自宅を担保にして融資を受ける』という金融サービスです。

以下で詳しくご紹介するリースバックと決定的に違う点がここであり、リースバックは金融サービスではありません。

リバースモーゲージの仕組み

続いて、リバースモーゲージの仕組みについてご紹介していきます。

リバースモーゲージは、上記の意味でご紹介したとおり、銀行などの金融機関で利用ができる金融サービスの一種です。

どのように資金化をしているかというと、まず利用者の自宅を担保とします。

そして、それに見合う融資を金融機関から受け取り、毎月利息を支払うといった仕組みで成り立っています。

利用者の死後、担保としていた自宅は売却し、借りていたお金を返済するといった形で取引は終了します。

リースバックと違い、自宅を売却せず担保として融資を受けるため、リースバックにはない利息を支払う必要があります。

リースバックは不動産会社で契約!

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次にご紹介するのは、不動産会社で契約することができるリースバックについてご紹介していきます。

金融機関では利用できず、不動産会社で利用することができるリースバック契約ですが、そもそもリースバックとはどのような契約なのでしょうか。

リバースモーゲージ同様、意味や仕組みについてご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

リースバックの意味

リースバックとは一言で表すと『不動産における売買契約と賃貸契約を同時に行う契約内容のこと』です。

自宅の売買契約と一緒に賃貸契約を結ぶことによって、売却によってお金を得られ、なおかつその後も自宅に住み続けられるというメリットがあります。

リースバックの仕組み

売買契約と賃貸契約を同時に結ぶのが特徴のリースバックですが、先ほどご紹介したリバースモーゲージでは、自宅を担保にして融資を受ける形でお金を受け取っていましたが、リースバック契約の場合は自宅を一度『売却』し、その代金を受け取り、賃貸契約を結んで自宅に住み続けます。

つまりお金を借りるという契約ではなく『売却+賃貸』という仕組みになっているため、金利や利息は発生しません。

売却をして代金を受け取り、賃貸契約を結んだら、契約期間中は毎月家賃を支払って住み続けることになります。

契約期間が終了すると、再契約か、買い戻しかを選択できるようになっています。

これだけみると、自宅を売却する側にしかメリットがないように見えるリースバックですが、再定額が市場価値よりも安くなったり、家賃が相場より高くなっていたりするため、不動産会社側の経営も問題なく成り立つのです。

リースバックの利用の流れ

次に、リースバックを実際に利用するにはどのような流れで進んでいくのかについてご紹介していきます。

【STEP1】利用したい不動産会社へ問い合わせをし、査定や面談の日程を調整します。

【STEP2】不動産会社による自宅の査定が始まります。経年劣化などの状態を確認され、リースバック契約を結べるのかどうかの確認が行われます。

【STEP3】自宅の査定額や家賃、その他の条件が提示され、問題がなければ契約を締結します。

【STEP4】契約を結ぶと、1週間前後で自宅の売却の代金を受け取ることが可能です。

【STEP5】賃貸契約を結んだ後は、新たな借主として毎月家賃を支払いながら契約期間中はマイホームに住み続けることができます。

【STEP6】契約終了後は、再契約をするか、自宅を買い戻しするか、契約を終了するかの選択を行います。契約を終了する場合は、自宅から退去する必要があります。

リースバック契約は〇〇な人に向いている!

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上記にて、リースバック契約の意味や仕組み、流れについて詳しくご紹介しましたが、最後にご紹介するのはリースバック契約に向いている人の特徴についてです。

さまざまなメリットのあるリースバック契約ですが、全ての人におすすめできるわけではありません。

目的やニーズに合っていないと、返って不便な契約を結んでしまうことになりますので、利用を検討している方はぜひチェックしてみてください。

早期に現金を受け取りたいという人

リースバック契約の特徴として、売却した家の代金が1週間前後で受け取れるというメリットが挙げられます。

まとまった大きなお金がこれだけ早く受け取れるというサービスはあまりないですし、普通の売却よりもはるかに早い期間でお金を受け取れるため、早期にお金を受け取りたいという人にはとてもおすすめです。

愛着のあるマイホームを手放したくないという人

リースバック契約では、前述のとおり家の売却と賃貸契約を同時に結ぶことにより、長年住んだ愛着のあるマイホームに住み続けられるというメリットがあります。

「家を売却してお金が欲しいけど、今の家から離れたくない」という人はたくさんいらっしゃいます。

そのような方たちには、リースバック契約がぴったりです。

ゆくゆくは再度購入を検討しているという人

リースバック契約を結ぶと、家を売却しその後は賃貸契約を結んで同じ家に住み続けるということになります。

つまり、売却後は所有者ではなく借主としてマイホームに住むことになるのですが、リース契約終了後には、再契約するか、契約を終了するか、買い戻しをするかの選択をすることが可能です。

「とりあえず今お金が欲しいけど、また家の購入を検討している」「借主として生活をしていたけど、やっぱり所有者として住みたい」と考えている方には買い戻しがおすすめです。

「とにかく高く売りたい」「とにかく安く借りたい」と思っていない人

リースバック契約では、不動産会社の利回りを元に売却額や家賃が設定されるため、周辺地域の市場価値に比べて売却額は安く、そして家賃は高めに設定されています。

リースバック契約ではなく、普通に売却をしたり、普通に賃貸物件を探した方が、圧倒的にお得な契約を結ぶことができます。

早期に現金が受け取れたり、マイホームに住み続けられる、再購入が可能などといったメリットに惹かれるという人にはおすすめのサービスですが、とにかくお得に利用したいと考えている人たちには不向きな契約です。

リースバック契約の特徴と、自身のニーズが合致するという人は、ぜひリースバック契約の利用を検討してみてください。

まとめ

リースバックは金融機関でも利用可能なのかどうか、そもそもリースバック、リバースモーゲージとは何なのか、リースバック契約に向いている人の条件などについてご紹介しましたが、参考になりましたか?

リースバック契約は金融機関では利用することができず、不動産会社にて利用することができます。

リースバック契約ももちろんですが、類似したサービスのリバースモーゲージにもたくさんのメリットが存在しています。

早期に現金が受け取れるなどといったメリットに惹かれた方は、ぜひリースバックを利用してみてください。

リースバックの利用を検討しているという方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

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