【リースバック】車で法人企業が資金調達する画期的方法
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近年、起業がしやすい世の中になったことからさまざまな会社が急増しています。
会社経営が成功して資金面で困らない会社がある一方で、会社の経営が上手くいかず経営難に陥ってしまう会社もあります。
経営難に陥る前に実施する資金繰りとして、リースバックという資金調達方法があります。
リースバックとは、自社が保有している不動産や機械を金融機関やリースバック会社に売却することによって資金を調達する方法のことをいいます。
そして、実は車もリースバックの対象となります。法人企業の多くは移動用に社用車を保有しています。社用車をリースバック会社に売却することによって資金調達できます。
ここでは、車を売却するリースバックのメリット・デメリットについて述べた後に、リースバックを取り扱っている優良企業の厳選方法について詳しく解説していきます。
車でリースバックするメリット
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車をリースバック会社に売却することによって得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
車のリースバックのメリットは大きく分けて8つあります。
- 審査が緩い
- 資金の利用目的が問われない
- 帳簿管理が簡略化される
- コスト削減ができる
- 経営環境に影響がない
- リスクが少ない
- 車両の管理が楽になる
- 車両を継続して使える
ここからは、上記のメリットについて詳しく解説していきます。
審査が緩い
リースバックにおいて最も重要になるのは個人の信用力ではなく資産自体にあります。そのため、審査の際に車が用意できていれば審査は通過しやすくなります。
自動車の場合、車の価値が高いと高値で現金を入手することができます。銀行などの金融機関で資金調達が困難な場合、リースバックの利用がおすすめです。
資金の利用目的が問われない
リースバックは、審査の際に利用目的を問われません。仮に、利用目的を聞かれても審査に影響することはありません。
すなわち、事業資金・融資の返済・滞納している税金の支払いに利用しても良いということになります。使用用途の自由度が高いという面もリースバックの大きなメリットではないでしょうか。
帳簿管理が簡略化される
法人企業の場合、帳簿の管理が難しく十分な資金がないときは資金管理が困難になります。
しかし、リースバックを利用した際には多額の資金が一時的に入るので経理の方は帳簿の記入や仕訳が比較的容易になります。また、帳簿が簡略化されると銀行からの印象も良くなります。
コスト削減ができる
会社が自動車を保有している場合は固定資産税や管理費などのコストが必要になります。
リースバックを利用した際には、上記の諸費用などを削減することができます。
経営環境に影響がない
銀行や消費者金融などの金融機関に資金調達を申請した場合、経営計画などを変える必要があります。
しかし、リースバックを利用した場合は、経営計画を変更することなく資金を調達することができます。
リスクが少ない
リースバックの契約中に利用会社が倒産したとしても利用者に損失はありません。なぜなら、契約がリースバック会社の倒産によって破綻したとしても他の会社で再契約を行うことができます。
また、リースバックを利用する上で負債が増加したり、株主が保有している株が希薄化することはありません。
車両の管理が楽になる
会社の車をリースバックすることによって、管理が格段に楽になります。社用車で事故を起こしたとしても会社や運転者は責任を負うリスクを回避することができます。
また、車検や修理も会社の負担ではなくなるので、金銭面からも良いといえます。
車両を継続して使える
リースバックの契約を結んだ後でも車両は継続して利用することができます。そのため、車を頻繁に利用する会社でも困ることはありません。
継続的に車を利用しながら、多額の資金調達できるのはリースバックの大きなメリットといえます。
車でリースバックするデメリット
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車でリースバックをするデメリットは、大きく分けて5つあります。
- 売却額が相場より安い
- 中途解約ができない
- 所有権がなくなる
- 買戻金が売却額よりも高い
- 契約期間が決まっている
ここからは、上記のデメリットについて詳しく解説していきます。
売却額が相場より安い
リースバックを利用する場合、車両の売却額が一般的な売買契約の相場よりも安いです。なぜなら、リースバック会社は利益を確保する必要があるからです。
リースバックは早急に現金化できますが、多額の資金が必要な方は一般的な売買契約をするようにしましょう。
中途解約ができない
車でリースバックを利用する場合、中途解約をすることはリースバック会社が倒産してしまったとき以外は基本的にできません。
中途契約をした場合は、違約金をリースバック会社から請求されます。
違約金の金額はリースバック会社によって異なりますので、非常に高い違約金の金額を請求される可能性もあります。また、残りの契約年数が長ければ長いほど違約金の金額が高くなる傾向にあります。
そのため、リースバックの契約を結ぶ際には、車が必要になる年数や会社の資金状況に考慮して契約年数を決めましょう。
所有権がなくなる
リースバックで社用車を売却した場合、会社の車両の所有権はなくなります。所有権がリースバック会社に移ることによってローンや固定資産税を支払う必要はなくメリットのように感じられます。
しかし、車両を売却することによって会社の資産はなくなってしまいます。資産を多く残したい会社は、リースバックの利用を慎重に検討しましょう。
買戻金が売却金より高い
リースバック会社は利益を出すために、買戻金を売却金より高く設定する傾向にあります。
一般的に、買戻金は売掛金よりも10%高くなるといわれています。
そのため、リースバックの利用を検討している場合は買戻しをするかあらかじめ決めておきましょう。
契約期間が決まっている
リースバックで車両を引き続き利用していても永久に車両を利用できる訳ではありません。
契約期間が終了したらリースバック会社に車両を返す必要があります。
したがって、契約期間を考慮した上で契約するようにしましょう。
優良企業の選び方
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リースバックを利用するなら、対応が手厚くサービスが良いリースバック会社を利用したいものですよね。
では、優良なリースバック会社とはどのような特徴があるのでしょうか。
優良企業の特徴は大きく分けて5つあります。
- 買取金額が高い
- 契約にかかる諸費用が安い
- 買戻金額が安い
- 取引実績が良い
- 不利益も隠さずに伝える
ここからは、上記の特徴について詳しく解説していきます。
買取金額が高い
買取金額が高いと多額の現金を入手することが可能となります。すなわち、企業選びの際に買取金額の高い会社を選ぶことが利用者にとって大きな利益となります。
優良企業を厳選するためにさまざまな会社に車両の査定を出しましょう。
契約にかかる諸費用が安い
リースバックの諸費用には、仲介手数料・事務手続き費用・印紙税などがあります。
上記のような費用は会社によって異なります。そのため、比較的費用が安い会社を選ぶようにしましょう。
買戻金額が安い
先述したとおり、リースバックの買い戻しには売却金額の1割増しほどかかります。
契約時に買戻金額が売却金額に近い企業は会社の経営が上手く行っていると考えられますので、買戻金額が安価な企業を利用しましょう。
取引実績が良い
取引実績が良いリースバック会社は、利用者からの支持が高く安心して利用することができます。つまり、リースバック業界の上場企業は倒産の可能性が低く安心して利用することができます。
悪徳業者の利用を避けるためにも、利用実績を確認してリースバックを利用しましょう。
不利益も隠さずに伝える
審査や面談の際に、利用者に親身になってメリットとデメリットを両方伝えてくれるリースバック会社は優良な企業といえます。
一般的なリースバック会社の場合は、より多くの利益が必要なので利用者を増やすためにメリットしか伝えません。
不利益を伝える企業は会社の財政に余裕がある可能性が高いのでリースバックを利用することによるメリットとデメリットを両方伝えてくれる企業の利用を検討しましょう。
まとめ
ここまで、車を売却するリースバックのメリット・デメリットと優良企業の特徴について詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
リースバックは、一時的な資金調達には最適といえますが買い戻しや契約の際に多額の現金を支払う必要があります。
また、契約期間が終了すると売却した社用車は利用することができません。
そのため、リースバックを利用する場合はメリットとデメリットを天秤にかけた上で、利用するか判断するようにしましょう。
上記の内容を踏まえた上で、自身の会社の資金繰りを良好にしていきましょう。