リースバックで得する!選ばれる理由と5つのメリットを解説
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現在とても注目を集めているリースバック。リースバックの利用者は、2000年代より徐々に増えていき、2021年は前年と比べ1.5倍増となりました。
その背景には、年々下がり続けている日本の給与所得と合わせ、昨年より大流行となっている新型コロナウイルスの影響による大幅な収入の減少にあります。
とても安定とは言えない時代となり、リースバックの需要は今後も伸びていくと言われています。今回はリースバックの仕組みやリースバックが支持されている理由、メリット等をご紹介していきます。
リースバックの仕組みとは
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リースバックとは、住んでいたご自宅を一度売却した後に賃貸として借りることで、売却した後もそのまま自宅に住み続けることができるシステムです。
自宅に限らず、個人事業主の方や会社経営をしている方でもリースバックは利用できるため、急な経営悪化による場合の資金繰りにも大きな手助けとなるのがリースバックです。
リースバックの流れ
リースバックの仕組みと流れを説明していきます。一般的には、申し込みの審査をしてから2週間〜1ヶ月程度で売却した金額が一括で振り込まれます。
リースバックの流れとしては、下記の通りです。
- リースバック専門の不動産業者とリースバックの契約を交わす
- 契約が成立すると、自宅を売却
- 自宅を売却した後に、賃貸契約を結ぶ
- 賃貸契約を締結後、毎月の賃料を支払いながら自宅に住む。
基本的には、全ての不動産に対してリースバックは対象となりますが、「利用期限」を指定される場合があります。
例として、住宅ローンの残債がオーバーローン(リースバックで売却した金額よりも住宅ローンの金額が高い)となっている状態や、安定した収入が見込めない場合などに、利用期限を指定される場合がありますので注意が必要です。
なぜリースバックが選ばれるのか?
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コロナ禍で時代が急速に変わった今、より一層人気が高まっているリースバック。なぜリースバックは、こんなにもたくさんの人に選ばれているのか、解説してきます。
リースバックが注目されている理由として大きく2つに分かれています。それは経済的な面と精神的な面です。
いま手元にあるお金が出ていくこともなく、まとまった資金を一括で手に入れることができ、経済的危機から逃れることができます。
経済的な危機は、精神面とも大きく関わっていると思います。まとまった資金を手に入れた後、使用する用途については制限もなく自由です。
お子様の教育資金に回したり、急な医療費の出費にも対応できるところが人気が高い理由と言えます。
リースバックの5つのメリットと活用法
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次にリースバックの5つのメリットと、その活用事例も合わせてご紹介していきます。
自宅に住み続けることができる
リースバック最大のメリットと言えるのが、自宅に住み続けることができる点です。年金だけでは不安な現代です。急に仕事を失ってしまうなんてことも多くあります。
そして引っ越し先を探すことも簡単ではありません。お子様がいる方、ペットを飼っている方は条件も多くなるため、時間や労力も必要です。
そんな時に自宅を売却してもなお、賃貸契約とはなりますが、そのまま愛着のある自宅にすみ続けられることは、リースバックのとても大きなメリットです。
まとまった資金を手に入れられる
2つ目のメリットは、自宅を一度売却することで手に入る、まとまった資金です。資金の用途は限定されることなく、自由に使うことができます。
事例として、使用されている用途をご紹介します。主に以下の通りです。
- 急な医療費の出費
- ローン返済
- 家のリフォーム
- 子どもの進学等による教育費
- 事業の運用資金
- 老後の資金を準備できる
- 滞納していた税金の支払い
このように現金化をすることで、金銭的余裕が生まれ、急なアクシデントにも対応することができます。日々の生活にもゆとりが出るため、ストレスフリーな生活が実現可能となります。
周囲に知られずに売却できる
3つ目のメリットは、周囲に知られることなく売却可能、ということです。通常の不動産売却の場合、ネット上へ掲載して募集をかけるため、ご近所や周囲に知られてしまう可能性があります。
リースバックであれば、売り手と買い手のやりとりのみのため、周囲に漏れることもなく、売却してもなお、そのまま自宅に住み続けたり、まとまった資金調達ができます。
親であれば子供に心配をかけたくないものですが、子供にも知られることなく、売却した上で、今まで通りの生活を送ることができる点も大きなメリットです。
固定資産税や修繕費がかからない
4つ目のメリットは、固定資産税や修繕費が不要な点です。そのまま住み続けるという部分では変わりません。
所有権は一度買い手側へ渡るため、不動産にかかっていた固定資産税や建物の劣化による修繕費も不要になります。
毎年支払っていた出費が1つ減るということは、精神的にも余裕が持てます。固定資産税がかかる時は、自宅を買い戻した時です。
自宅を買い戻ししない限り、所有権は買い手へ移っているため、どれだけ住み続けても固定資産税がかかることはありません。
買い戻しができる可能性もある
最後にお伝えするメリットは、買い戻しの可能性についてお伝えします。
すぐにまとまった資金が必要な方以外に、一生で一度の大きい買い物となる家にそのまま住み続けたい方もたくさんいます。
買い戻しには2つの方法がありますが、ひとつは「再売買の予約」、もうひとつは「買戻し特約付売買契約」という方法です。一般的には、再売買の予約が使われます。
一度売却してしまった愛着ある自宅も、資金の余裕ができたタイミングで、取り戻すことができるのが、買い戻しという方法です。
リースバックで気をつけておくべき3つのポイント
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たくさんの方に利用されているリースバックですが、気をつけておくべきポイントもあります。反対に、ポイントさえ押さえてしまえば、リースバックはプラスになる点の方がはるかに大きいです。
これからお伝えするポイントを押さえておきましょう。
売却価格が時価相場より安くなる
リースバックを利用する際に、気をつけておくポイント1つ目は、持ち家を売却する価格は時価相場よりも安くなってしまうという点です。
基本的に売却価格の相場は、市場価格に60%〜90%をかけた金額となります。
一般の不動産売却であれば、より高額での取引が期待できますが、自分で買い手を探す手間と労力がかかり、売却後は家を手放すことになります。
売却価格は安くなってしまいますが、その分メリットも大きいため、しっかりと検討しましょう。
買い戻しの際に売却価格よりも高額となる可能性がある
気をつけておくべき2つ目のポイントは、買い戻しをする際の買い戻し金額が、売却した時よりも高額となる点です。買い戻しをするタイミングで家の築年数は20〜30年ほどになります。
通常であれば、家の価格は安くなるタイミングですが、リースバックの買い戻しの場合高くなってしまいます。
おおそよ売却したときの価格に、1.1〜1.3をかけた金額が買い戻しをするときに必要です。仮に、リースバックをしたときの売却価格が1500万円だった場合、少なく見積もっても1650万円〜1950万円となります。
売却価格以上の資金が必要なりますので、買い戻しを考えている場合はしっかりと検討をした上で、事前に計画を立てて準備しておきましょう。
リース業者は複数社比べて判断する
最後に気をつけておくべき3つ目のポイントは、リースバックを利用する際に、依頼をするリース業者の選択についてお伝えします。
リースバックを長期的に使う場合、リース業者の経営状況も確認しておくことが大切です。もし経営が急激に悪化してしまった場合、定められた期限よりも早くに退去を迫られてしまう可能性もあります。
売却価格と毎月の賃貸料金も、リース業社によって利益の差が出てきますので、損をしないリース業者選びがカギとなります。
安全にリースバックを活用するために、先を見据えて安定のある会社を見定めていきましょう。
まとめ
急激に変わりゆく現代社会で、これまで以上に人気となっているリースバックのメリットや注意点をお伝えしてきましたが、参考になりましたか?
大切な持ち家を手放すことなく、会社を経営されている方にも、大きな助け船となる一つの方法がリースバックです。
メリットばかりに思えるリースバックも、注意点はあります。損をせずに賢く利用するためにも、今回ご紹介した気をつけておくべきポイントを把握して、今後の人生設計に役立てていきましょう。