リースバックをおすすめしたいのはどんな人?ポイント別に解説!
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近年、耳にすることが多くなってきたリースバック。
リースバックは、所有している物件を売却し、賃貸契約を結ぶことで、月々の家賃を支払い、同じ物件に住み続けることができます。
住宅ローンや固定資産税などから家計への負担を軽減させたい、どうしてもまとまった資金が必要になった、などさまざまな理由から、リースバックの利用を検討する方が増えてきています。
実際に利用してみたいけど、自分の条件にはリースバックが本当に合っているのか分からない、と思う方も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、リースバックはどんな人におすすめしたいか、どんな人におすすめできないか、また、企業選定時におすすめしたいチェックポイントをまとめていきたいと思います。
リースバックはどんな人におすすめしたいか
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ここからは、リースバックはどんな人におすすめしたいかをご紹介していきます。
同じ物件に住み続けたい
リースバックの最大の特徴として、売却後も同じ物件に住み続けることができる、ということが挙げられます。
子供の転校など環境を変えること無く生活を続けられる他、近所に知られることもない為、精神的な負担がかなり軽減されます。
また、住み慣れた地域から改めて引っ越す必要も無い為、リタイア後に自宅を整理しておきたい、という方にもおすすめです。
まとまった資金が必要
昨今の長引くコロナの影響や、子供の進学、会社の資金繰りなど、まとまった資金がどうしても必要な方にもリースバックは需要が増えています。
審査が通らず銀行からの融資が受けられない、急なことで資金が用意できていないなどの悩みからも、一般的な信用機関での審査が無く、現金化のスピードの速さもリースバックの強みではないかと思います。
また、売却で得た資金の用途も自由な為、キャッシュフローの改善や、起業資金、引っ越す場合は新居の頭金にするなども可能です。
住宅ローンを早期完済したい
何があるか分からない今の時代だからこそ、住宅ローンを早期完済したい、という方が増えてきています。
住宅ローンは長期的に支払いをしていくことから、元金の額が大きい分、利息がどうしてもかさんでしまいます。
月々の利息を合わせた支払いに年間のボーナス払いの金額を足したもの、それに加え、固定資産税などを合わせた維持費に比べ、リースバックを利用してから家賃の支払いをしていく方が実質的な負担が減ることもあります。
老後の資金を準備したい
時代の流れも変わり、勤め上げた会社から退職金を十分な老後資金としてもらえるか、年金だけで生活していけるのかと、不安を抱えている方も多いようです。
万が一、老人ホームに入ることになった場合にもまとまった資金が必要になる為、その時の為にリースバックを利用し、資金を用意しておきたい、という方も少なくありません。
住んでいる場所や地域によっても、そういった有料施設に入る為の資金は金額が変動してしまいますが、入居一時金に加え、月額利用料、介護保険料、介護用品の購入費など、見積もっていくと、ある程度まとまった金額が必要になることが分かってきます。
急には用意できない金額だからこそ、あらかじめ用意しておきたいという方は検討してみる価値はあるのではないでしょうか。
相続問題を解決しておきたい
家や土地の相続となると、いざという時に相続人が幾人かいる場合、均等に分けるのがどうしても難しいが為にトラブルになってしまう、ということも少なくありません。
そういった時の為に、リースバックを利用し、均等に分けられる現金を用意しておく、というのも終活の一部になるのではないでしょうか。
その際、注意したいのが、物件自体を相続したい人がいないか、事前に確認しておくということです。
その理由として、一度リースバックで売却してしまうと、買い戻しをする際に売却した価格より買い戻しの金額が高くなってしまうことがあるからです。
リースバックの特徴の一つとして、売却した物件を買い戻せることが挙げられますが、もし現所有者がリースバックの利用を検討する場合は、そのことも頭の片隅に置き、相続人の意向を確認しておくことも大事なポイントになってくるでしょう。
リースバックはどんな人におすすめできないか
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ここからは、リースバックはどんな人におすすめできないかをご紹介していきます。
家賃を支払っていけるか不安
リースバックで物件を売却した場合、同じエリアの家賃の相場より少し高めに家賃が設定されることが多い為、将来的に、設定された家賃をコンスタントに支払っていけるかどうかということも、重要になってきます。
何らかの理由で、家賃が払えなくなってしまった場合、賃貸契約を結んでいると、退去せざるを得ないという状況に陥ってしまうこともある為、本当にライフプランに合っているかどうか見極める必要があります。
物件を絶対に手放したくない
リースバックを利用し売却した後は、賃貸契約を結び賃借人となることから、契約の更新の際、更新ができなくなることも視野に入れておかなければなりません。
オーナーが変わってしまえば、借用条件も変わってしまうこともある為、物件を手放したくない方の利用は向いていない、ということが言えます。
賃料以外の諸費用が払えない
リースバックを利用する際には、下記のように諸費用がかかってきます。
- 仲介手数料
- 抵当権抹消費用
- 事務手数料
- 印紙税
- 敷金・礼金
- 保証料(保証会社へ支払う)
- 火災保険料
中には企業によって、無料になるものもあれば、確実にかかる費用もあります。
また、どのくらいの金額がかかるかということに関しても、企業により変わってくるのですが、事務手数料のみの相場でも10万円から50万円程と、差がでてくるようです。
ある程度の初期費用がかかる為、賃料に加えて、上記の費用まで払うとなると、生活を圧迫してしまう、という方にもリースバックの利用は向いていないかもしれません。
リースバック企業選定時におすすめしたいチェックポイント
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ここからはリースバック企業選定時におすすめしたい下記チェックポイントをご紹介していきたいと思います。
- 事務手数料
- 対応しているエリア
- 賃貸契約形態
- 査定に要する日数
- 現金化に要する日数
事務手数料
事務手数料などの諸費用に関しては、企業によって、差が開く項目となる為、事前にしっかりと確認する必要があります。当然のことながら、できる限り諸費用が安価に抑えられる企業を選定した方が良いでしょう。
対応しているエリア
企業によって、対応しているエリアや得意な物件、不得意な物件があることは知っておきたいポイントとなります。
所有している物件に対して、得意な物件として扱える企業を選定することで、査定額にも差が出てきます。しかし、企業の方から得意不得意を伝えることは無い為、下調べをよくしておくことも重要なポイントです。
賃貸契約形態
リースバックの利用の際、注意したいのが、賃貸契約形態です。契約形態には、普通借家契約と定期借家契約とあります。
普通借家契約の場合、数年毎に更新となりますが、定期借家契約の場合、更新ができず、引っ越しの関係で期間を延ばしたいということになったとしても、数日たりとも期間を延ばすことができない為、契約の際には注意が必要です。
査定に要する日数
査定に要する日数は企業により、即日から一週間程と変わってきます。査定にあまり時間をかけていられないような場合は、即日で査定をしてくれる企業を選びましょう。
現金化に要する日数
現金化に要する日数も企業により、即日から1ヶ月程と差があります。企業によっては即日現金化を選ぶと早い分、手数料がかかってくる企業もありますので、確認しながら選定しましょう。
まとめ
本記事ではどんな人にリースバックをおすすめしたいか、おすすめできないか、また企業選定時のチェックポイントをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
リースバックは利用の目的によっては画期的な部分も多く、経済状況を好転させるきっかけにもなるかと思います。一旦は売却してしまっても、後々の買い戻しも可能です。
一時的にまとまった資金が必要、借金の返済をしたい、などでリースバックの利用を決めても、将来的には子供が買い戻しできる状況を作っておくこともできるでしょう。
しかし、場合によっては家計を圧迫してしまう可能性もある為、買い戻しの金額や、月々の支払額など契約内容をしっかりと確認した上で、利用するか、しないかを判断していきましょう。
近年では、リースバックのサービスを取り扱っている企業も増えてきている為、サービスの内容や諸費用の有無も企業によって変わってきています。査定を依頼する際は、各社のプランを比較し、ご自分のライフプランに一番合うものを探してみると良いでしょう。